二葉百合子ふたばゆりこ
1931年6月23日生まれ(93歳)東京都 出身
二葉 百合子(ふたば ゆりこ、1931年6月23日 - )は、日本の浪曲師、演歌歌手。
日本浪曲協会名誉顧問。
本名、大村 百合子(おおむら ゆりこ)
略歴=
東京都葛飾区堀切生まれ。
浪曲師の父・東若武蔵に師事し、3歳で浪曲師として初舞台を踏む。
ポリドール・レコード所属となった後、9歳頃に父が二葉を座長にした「二葉百合子一座」を作り、以降地方公演で日本全国を周るようになった。
その後、関東節を女流ながらこなす稀な存在として、名を上げる。
1957年には『女国定』でレコードデビューし、間奏に浪曲の台詞を入れる「歌謡浪曲」を確立させた。
1963年、歌手の大村忠と結婚し、長男を儲ける。
結婚を機に夫は二葉のマネージャーに転じた。
1970年文化庁芸術祭賞優秀賞受賞。
事実をもとに作られ、菊池章子が歌ってヒットさせた「岸壁の母」(作詞:藤田まさと、作曲:平川浪竜)を1972年に台詞入りでカバーし大ヒットさせたことで特に有名。
1976年には同曲で日本レコード大賞の審査員会選奨賞、日本有線大賞の有線ヒット賞を受賞し第27回NHK紅白歌合戦に出場した。
他のヒット曲に「九段の母」(戦前の塩まさるのカバー)・「関東一本〆」がある。
母物・股旅物を得意とし、和服で純和風な演歌を歌う。
母の感情のこもった歌声に涙を誘われる人も多い。
その歌声は古稀を過ぎ芸能生活75年を迎えても健在であり、昔と変わらない姿を見せた。
2010年3月17日、記者会見 ……